ロゼート・デッリ・アブルッツィに本拠地を構えるマッツァローザ家の歴史は古く、1863年にジュゼッペ・マッツァローザ氏が創立し、アブルッツォでも最も古いワイナリーの一つとされています。侯爵という爵位を持つマッツァローザ家はイタリア王国のメンバーの一人であり、創立者と同名のジュゼッペ・マッツァローザ氏が6代目として500haの広大な土地を所有。そのうちブドウ畑は27ha、そのほか様々な野菜や穀物、オリーブなどを栽培しています。現在ワイナリー全般を指揮するのは1980年からマッツァローザ家一筋の栽培長兼醸造長のラッファエッレ・デウジェニオ氏。アブルッツォのみならず、イタリア全土のブドウに精通する同氏が栽培するブドウは常に完璧であり、醸造においても細心の注意を払ってワイン作りを行っています。生産本数は僅か4万本、日本初入荷です。
Trebbiano d'Abruzzo DOC Superiore
小売価格：￥3,000
トレッビアーノ・ダブルッツォ DOC スーペリオーレ
(税込￥3,300)
品種：トレッビアーノ100%（ステンレス発酵・熟成）
この地域ではTrebbiano Toscanoを植える生産者が多い中、マッツァローザ家は房が少なく収量が低いTrebbiano Abruzzeseを栽培しています。畑は樹齢30年を超え、ブドウは10月上旬に収穫されます。淡い麦わら色で標高の高さを感じさせる透き通った爽やかなハーブ香と酸味に仕上げられ、フレッシュタイプの山羊のチーズや白身魚の塩焼きなどと楽しんでいただきたいワインです。
24VT：James Suckling 91, Luca Maroni 91
Cerasuolo d'Abruzzo DOC Superiore
小売価格：￥3,300
チェラスオーロ・ダブルッツォ DOC スーペリオーレ
(税込￥3,630)
品種：モンテプルチャーノ100%（ステンレス発酵・熟成）
ブドウは10月上旬に収穫され、24時間ほどのクリオマセラシオンで醸造されるロゼ。この地域のチェラスオーロらしい透明感ある明るいルビー色で赤スグリやラズベリーなどの赤く小さい果実が香ります。控えめなタンニンはふわりとした浮遊感ある味わいで、軽く冷やして(10-12℃)前菜のアフェッタートミストや軽めに仕上げたラザーニャなどと合わせたいロゼワインです。
24VT：James Suckling 91, Luca Maroni 93
Mpntepulciano d'Abruzzo Colline Teramane DOCG
小売価格：￥3,500
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネ DOCG
(税込￥3,850)
品種：モンテプルチャーノ100%（ステンレス発酵・熟成）
海と山を見渡すことができる開かれた小高い丘は、常に強い風が吹き抜けるブドウの成熟に適した畑です。10月中旬に収穫されたブドウを使用し、色合いはエッジに赤紫色が覗くガーネット色。プルーンや生肉、インクなどの複雑でしっかりと開いた香りと杉やミントなどの涼やかなニュアンスも漂います。バランスの良い飲み口は名物の羊を使ったサルシッチャやラグーパスタと。
21VT：James Suckling 92, Wine Enthusiast 90
Mpntepulciano d'Abruzzo Colline Teramane DOCG Riserva
小売価格：￥5,800
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネ DOCG リゼルヴァ
(税込￥6,380)
品種：モンテプルチャーノ100%（ステンレス発酵・バリック(古樽)で36ヶ月熟成・瓶熟12ヶ月）
小石が混じる粘土質土壌の畑からはフルボディのワインに最適なブドウが収穫されます。深みあるしっかりと濃いガーネット色でドライプラムや煮詰めたカシスジャム、燻製肉、黒胡椒、タバコなどの様々な果実香とスパイス香が強く香ります。仔羊の炭火焼、熟成したチーズなどと楽しめ、まだまだ熟成可能な骨格と酒質の重厚な赤です。
19VT：James Suckling 93